東京都文京区千駄木のラーメン・酸辣麺は見た目に反して健康志向な一杯
植木鉢?
いいえ酸辣麺です!
人生で初めて日暮里を知ったのは、GTOの日体大(日暮里体育大学)の一文だったなぁ…
それ以来、自分の中でネタ扱いされていた街、日暮里。
ごめんなさい。良い街です(ΦωΦ)
そんな誰に向けてるのか分からない謝罪をしつつ西日暮里駅に降り立ちます。
てくてく歩いて不忍通りに出たら、田端方面に方向転換。
程なくして
神名備に到着。
御主人と奥様の二人で切り盛りしており、開店直後や閉店間際を狙わないと、基本行列のあるお店なので、店内or外のイスに座って待ちます。
さて、こちらのお店、ラーメンの値段が少々特殊でして…
安い醤油(塩)ラーメンでも¥1,296、チャーシュー麺ともなると¥2,000オーバーします。
これは無添加だったり、漢方生薬を使ったラーメンだからなんですが、まぁどう捉えるかはその人に委ねるとして。
個人的には全然アリです。
さすがに毎回ランチでこの値段は払えないので日は選びますが、その味、そして親切丁寧な接客は値段以上のものだと思ったり。
で、今日のお目当ては、前々から気になっていた酸辣麺。
どん!
別の角度からもどん!
…ラピュタか何かですかね?
「食べにくかったら、お野菜こちらによけて召し上がってくださーい」との言葉と共に添えられたお椀に、ラピュタの木の部分を避難させると
やあ(・ω・)ノ
モヤシが顔を覗かせます。
さらにその下から
やあ(・∀・)ノ
神名備名物のチャーシューが!
この具材を発掘する楽しさたるや…
今なら考古学の魅力を理解できる気がします!(錯覚)
いざ食べ始めるとこの酸辣麺、最初は山椒の香りが強く、クセを感じるのですが、食べ進める毎にそこに胡麻の風味と酸味と辛味がマッチして、どんどん美味しくなっていくんですよ、これが。
胡麻の香る絶品スープ
無調化だからか、見た目より遥かに優しい味わい。
いやいや、大変美味しゅうございました。
神名備に行ったらかなり高い確率で注文する、季節のおにぎり。
半分ぐらい食べたところ。
こちらも中身ギッチリ。
こちらは醤油ラーメン+煮玉子
焦がしネギが入っており、香ばしいアクセントをつけてくれます。
チャーシュー麺ではなくラーメンです!
別の日の塩ラーメン。
やはり存在感バツグンなチャーシュー。
しかしラーメンだ!(大事なことなので2回(ry
脇にチラッと見える海苔は、「お待たせしてしまったので」と言って付けてくれたサービス品。ありがたい気遣いに感謝( ˘ω˘)
煮玉子は他の方のオーダー率も高めですし、トロットロの絶品なのでオススメ。
そして個人的に余裕があったら是非試してもらいたいのが
こちらの正式杏仁豆腐
よくある市販品の杏仁豆腐を食べたときに感じる、あの独特の香り(風味?)。アレが杏仁豆腐の味ではないんだと知らしめられる一品。
正式なだけに、上にはナウシカでお馴染み?のクコの実が。
この苦味を杏仁豆腐で緩和して食します。
心憎いタイミングで提供された、追加のお冷や。
行列があっても、急かされることなく、なんなら「ゆっくり(注文を)決めてくださいね」と一声掛けてくれて、ゆったりと過ごせる。
モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで 静かで 豊かで…
な人にもピッタリ。
自分は食事だけでなく、接客に対しても対価を払ってるんだなぁ。
などと実感できる、そんなお店なのでした。